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コロナ禍以降、リモートワークの導入は急速に広まり、今では働き方の一つとしてスタンダードになりました。家事や子育てと両立する方にとって、在宅勤務は働きやすいメリットがあります。

出勤時間や準備の手間が減り、時間的余裕が生まれる在宅勤務ですが「自分時間がなくなり疲れる」といった声もあるのです。在宅勤務特有の悩みが潜在化すると、社員の疲弊につながりかねません。

遠隔では勤務中の社員の様子が見えないからこそ、課題は深刻化していくおそれがあります。そこで本記事では、在宅勤務と家事を両立する子育て世代の本音4選を紹介します。在宅勤務中の子育て世代の悩みに加えて、解決策や事例もあわせてまとめました。

通勤時間は家事や育児から離れられる唯一の自由時間だった!

リモートワーク以前は、退社後に自宅へ向かう道すがら少しずつスイッチを切り替えて、会社員から親へと変身する時間がありました。

ところが、リモートワークで職場が自宅になると、業務が終了したあとは信号が変わるより速く、会社員から親へと変身しなければなりません。こうなると、通勤途中に動画を楽しんだり、読みたい本を少しずつ読み進めたりしていた時間が、実は貴重なひとり時間だったと知るのです。

出社から在宅勤務に移行することで、通勤に使っていた時間を有効活用できます。一方、束の間の自分時間が減ってしまったと感じる社員も少なくありません。加えて、在宅勤務中のリアルな悩みもほかにあるようです。

「在宅勤務と家事の両立は辛い」子育て世代のリアルな悩み4選

ここでは、在宅勤務で仕事と家事を両立する子育て世代ならではの本音を4つ紹介します。

● 会議が終われば2秒で親の顔。育児との両立には疲れた

● 在宅勤務中は「親」の私が「家事をやれ」と言う

● テレワーク中の休憩はしっかり休めない

● 在宅勤務は中抜けにより実質昼休みはほぼないことも

テレワーク中の子育て世代にとっては、あるあるだと感じることが多いのではないでしょうか。上司や経営者の方も、在宅勤務社員の実態を知る際の参考にしてみてください。それぞれ詳しく解説します。

会議が終われば2秒で親の顔。育児との両立には疲れた

在宅勤務中の社員同士でのやりとりは、オンライン上で行われます。密にコミュニケーションをとる際には、オンライン会議が実施されることが多いでしょう。

自宅保育もしくは下校後の子どもを見守りながら在宅勤務をする社員は、親としての役割を果たしながら働いています。画面越しでは立派な社員のひとりと認識されますが、オンラインから離席すれば2秒で親の顔です。

会社で勤務していたときは「社員としての自分」に没頭できたでしょう。しかし、在宅勤務となるとそうはいかないのです。常に仕事と育児の両立に追われる現状に「疲れた」と本音をこぼす社員も少なくないでしょう。

在宅勤務中は「親」の私が「家事をやれ」と言う

在宅勤務で働く社員の多くは、仕事の合間や休憩時間などを活用して家事をしています。時間を有効活用して洗濯や掃除をすると、効率良く過ごせると感じるかもしれません。一方、勤務中に「片付けなきゃ!」「洗い物をしなきゃ!」と、目についてしまうデメリットもあるようです。

在宅勤務をする子育て世代にとって、自宅での役割は「従業員」と「親」の2つあります。仕事に集中できれば問題ないですが、家事との両立に意識がいくと自然と疲れてしまうでしょう。

テレワーク中の休憩はしっかり休めない

在宅勤務でも所定労働時間を超える場合には、休憩を取ることが定められています。自宅での勤務に区切りをつけて、休憩に入る必要があるでしょう。

出社中であれば昼休憩の雰囲気から、周りに気を使わずゆっくりと休めたり、社外でランチに行ったりと有意義に過ごせたはずです。一方、在宅勤務では多くの場合、仕事中も休憩中も自宅で過ごします。

休憩中は家でできることが目についてしまい、つい家事をしてしまいがちです。休憩中に家事をすれば、勤務後の負担を減らせますが、休憩でしっかりと休めない問題もあります。

在宅勤務は中抜けにより実質昼休みはほぼないことも

在宅勤務のメリットのひとつに、プライベートとの両立がしやすいことが挙げられます。たとえば、子どものお迎えや家の用事で中抜けを利用するなど、柔軟な対応が可能です。

中抜けは勤務時間外にあたるため、休憩時間に用事を済ませる人も多くいます。その場合、本来であればゆっくりと休める時間に活動することになるでしょう。

プライベートとの両立ができる反面、気づいたら実質休憩時間がなくなるという事態も起こり得ます。

在宅勤務と家事の両立の秘訣は?IT社員の事例を紹介

在宅勤務の子育て世代が仕事と家事を両立するには、工夫が必要です。ここでは、在宅勤務環境の改善をITで支援するSplashtop社員の事例を紹介します。

● 事例①:休憩時間は睡眠時間。在宅ならではの気分転換

● 事例②:実家での勤務も快適。育児との両立にも対応

事例から在宅勤務とプライベートを両立するための秘訣を見ていきましょう。

事例①:休憩時間は睡眠時間。在宅ならではの気分転換

1人目は、東京オフィスへの出社ができなくなり在宅勤務に働き方を変更した社員:パセリさんの事例です。コロナ禍の影響やライフスタイルの変化から、パセリさんは大阪で働き、家族のそばで暮らすことを決めました。

当時は大阪で働く社員がほかにおらず、退職も視野に入れていたそうです。上司から「前例がないならやってみよう」と背中を押してもらい、大阪にてフルリモートで勤務を始めました。

『Splashtop Remote Access』を利用すると、大阪の自宅から東京オフィスと同様のPC画面にアクセスできるため、出勤時と同様に働けるようになったのです。出社スタイルが変わったことを活かして休憩時間は昼寝でリフレッシュをするなど、メリハリのある働き方を実現しています。

参考:【社員に聞いてみた】スプラッシュトップのリモートワーク事情~大阪編~|スプラッシュトップ株式会社

事例②:実家での勤務も快適。育児との両立にも対応

2人目は、実家でのリモートワークを実施し、仕事と育児の両立に成功したNさんの事例です。Nさんは、普段は東京在住で、在宅勤務と東京オフィスへの出社を併用しています。関西にある実家へ1週間帰ることになり、仕事と両立するためにリモートワークの継続を決めました。

『Splashtop Remote Access』を利用し、本社から遠く離れた実家でも難なく働けました。実家で一緒に過ごした子どもたちのお世話も無理なく両立できたのです。

このように在宅勤務の環境が整えば、オフィスから離れた地域でも快適な働き方を実現できます。在宅勤務中の方が「働きづらい」「疲れた」と感じている場合、職場環境の改善によりストレスを軽減できるかもしれません。出社と同様の働き方を在宅勤務で叶えたい方は、Splashtopのリモートサポートツールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

Splashtop Remote Access | テレワーク導入を最短距離で

参考:帰省ついでにワ―ケーション!? 実家で7日間リモートワークをしてきました!|スプラッシュトップ株式会社

快適な在宅勤務を実現するならDXに注目すべき

在宅勤務の需要が高まる昨今、働きやすい職場環境づくりの一環としてDXの導入が進んでいます。書類管理や会議など、対面で行っていたものをオンライン上で完結させるためには、DXの導入が必要不可欠です。社員の職場環境をより良くするなら、DXに注目すべきでしょう。

DXとは?在宅勤務との関連性を解説

そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、直訳すると「デジタル変革」です。経済産業省の定義によると、データやデジタル技術を使って、顧客目線で新たな価値を創出していくことを指します(※1)。また、そのためにビジネスモデルや企業文化などの変革に取り組む必要があるとされています。

働き方のひとつとしてテレワークが導入されることは、企業文化の変革に該当します。そのため、DXとテレワークは関連性が極めて高いのです。テレワークでは、対面でのコミュニケーションや業務の遂行が難しいため、デジタルツールやシステムの活用が欠かせません。

DXを支援する企業は数多く、ITシステムやツールもさまざまな種類があります。自社にあったITシステムの導入が重要です。

※1)参照:経済産業省「デジタルガバナンスコード 実践の手引き(要約版)」

企業がテレワークでDXを推進する方法3選

DXとテレワークの関連性は高いため、在宅勤務を導入したい企業はDXを推進する必要があります。DXを推進する具体的な方法は以下の3つです。

● 方法1.電子化・ペーパーレス化の推進
●方法2.各種ツールやシステムの導入
● 方法3.業務の見直しと価値観の変革

必要に応じて、各方法を併用しながら環境を整えることが重要です。それぞれについて詳しく解説します。

方法1.電子化・ペーパーレス化の推進

まずは、オンラインでのやりとりをスムーズに行う環境づくりが必要です。オフラインでの対応業務を電子化・ペーパーレス化する環境を整えましょう。たとえば、書類の管理を電子化する、契約書のやりとりをクラウドで対応するなど、方法はさまざまです。

現状の業務においてオンラインで完結すべきものを洗い出し、ITシステムやサービスの導入を検討しましょう。また、電子化・ペーパーレス化により、出社する社員の業務効率を改善する効果も期待できます。社内外問わず、職場環境の改善を検討している方は参考にしてみてください。

方法2.各種ツールやシステムの導入

対面でのやりとりをオンラインに変える方法として、ITシステムの導入は必要不可欠です。特にコミュニケーションツールの導入は、急務といえます。リモートワークの導入に伴い、社員との接点が格段に減ってしまうためです。

チャットツールやWeb会議ツールの導入は、コミュニケーションの機会を創出することにつながります。クライアントとのやりとりでも使用できるため、対人業務が発生する職種においても各種ツールの導入は必要です。そのほか、在宅勤務社員の勤怠管理ツールの導入もおすすめです。管理者側の業務効率が上がるメリットがあります。

方法3.業務の見直しと価値観の変革

在宅勤務を実施するにあたって、業務の見直しも必ず行いましょう。DXの推進により使用するツールが変更されると、これまでの業務フローでは対応できなくなるおそれがあります。また、出社で必要だった業務がリモートワークでは不要になるケースも少なくありません。

一方、DXの導入により、新たな業務が発生することも考えられます。これまでの業務の見直しに加えて、ツールの使用方法や新たな働き方への柔軟な対応を社員に求める必要があるでしょう。

在宅勤務は出社時と比較して、一緒に働く仲間に頼りづらいデメリットもあります。社員の不満やストレスに直結するため、業務の見直しと価値観の変革を事前に行うことは重要です。

DX導入時に企業側が気をつけたい3つのポイント

DXを導入する際は、現場で働く社員に加えて企業側も環境の変化に柔軟に対応しなければなりません。リスク回避のためにも、事前に注意点を理解しておくことが重要です。ここでは、DX導入時に企業側が気をつけたい3つのポイントを解説します。

1. 従業員にITリテラシー教育を実施する

2. 自社に適したツール・システムを導入する

3. 導入後に効果測定を兼ねて社員に意見をもらう

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.従業員にITリテラシー教育を実施する

DXの推進において、ITシステム・ツールの導入は避けて通れません。新たなツールの使用には、戸惑いを感じる社員がいると想定しましょう。できる限り混乱を招かないためにも、従業員のITリテラシーを高めておくことをおすすめします。

ITシステム・ツールは便利な反面、セキュリティ面でリスクを伴うものです。使い方を誤ると情報漏洩やサイバー攻撃などのトラブルになりかねません。DX導入にあたって、社員がITリテラシーを一定以上の基準で理解できるように教育体制を構築しましょう。

2.自社に適したツール・システムを導入する

DX推進を目的としたツール・システムは多種多様のため、自社事業や働き方にあったものを導入する必要があります。たとえば、円滑なコミュニケーションができないという課題がある場合、チャットツールやWeb会議ツールの活用がおすすめです。

機能面で問題がないか、使いやすいかなど、働く社員の視点に立って選定することが求められます。現場の声を参考にしながら、自社に適したITシステム・ツールの導入を検討しましょう。

3.導入後に効果測定を兼ねて社員に意見をもらう

DXの推進においては、働きやすい環境づくりが重要です。新たなツールは導入して終わりではなく、必ず効果測定を実施しましょう。効果測定として有効なのは、現場社員の声を吸い上げることです。

たとえば「ツール導入前後で出社前の働きやすさと同じくらい改善があったか」など、指標を決めて意見をもらうとわかりやすいでしょう。DX導入により従業員の働きやすさは改善されたか、本音ベースで意見をもらうことが重要です。

DX導入で家事との両立に成功した事例を紹介

DXの導入が加速するなか、在宅勤務の働きやすさが改善されたケースは多くあります。なかでも『Splashtop Remote Access』を導入した株式会社セゾン情報システムは、家事と育児の両立に成功しています。

経営推進部に所属する子育て世代の社員は、子育てとの両立を目指しリモートワークを始めました。Splashtop Remote Accessを利用すると、在宅勤務でもオフィスと同じ画面を操作できるようになります。その結果、出社時と同じくらい快適に働けると感じているそうです。

Splashtop Remote Accessは、PC以外にiPadやスマートフォンなどの電子機器でも使用できます。「子どもが寝ているときや家事の合間など、その時々の状況に応じて働けるようになった」と評価をいただいた事例です。

Splashtop Remote Access | テレワーク導入を最短距離で

参考:Splashtop 導入実績 株式会社セゾン情報システムズ様

DXの導入で在宅勤務と家事の両立をサポート

在宅勤務では、仕事がはかどりやすい空間をつくることが大切です。快適なリモートワークの実現には、DXの推進が欠かせないといえます。コロナ禍でSlackやChatworkなどのコミュニケーションツール、クラウドを活用したタスク管理などのインフラが急速に浸透しました。

在宅勤務における快適な環境づくりには、『Splashtop Remote Access』がおすすめです。自宅のパソコンから勤務先のパソコンにアクセスできるため、出勤時と同様の働き方が実現できます。

しかし、在宅勤務ではどれだけ快適な環境を構築しても、トラブルが起きては対処が難しく安心して働けないことも。これまで管理者が現場に行かなければ対応できなかったトラブルも、Splashtopのリモートサポートツールがあれば遠隔作業が可能です。『Splashtop SOS』を導入すると、在宅勤務中に社員がトラブルにあっても、遠隔地からユーザーのパソコンにアクセスし対応できます。

在宅勤務の職場環境を改善したい方は、Splashtopのリモートサポートツールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

気になる方は、ぜひ お問い合わせください

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