STORY

スプラッシュトップの
はじまり

Splashtop Inc.は、アメリカ・シリコンバレーにて2006年に設立されました。
しかし、実はSplashtopのストーリーは
それより15年以上も前から始まっていたのです。

MOVIE

動画で誕生ストーリーを見る

HOW THE FOUNDERS MET

はじまりは、1991年

Splashtop Inc.は、アメリカ・シリコンバレーにて2006年に設立されました。しかし、実はSplashtopのストーリーはそれより15年以上も前から始まっていたのです。

全ては、創業者のマーク・リー、ロバート・ハー、トーマス・デン、フィリップ・シューの4人がマサチューセッツ工科大学(MIT)で電気工学とコンピュータサイエンスの学生として出会ったことから始まりました。彼ら4人は台湾で生まれ、アメリカのカリフォルニア州で育ちました。MITの信条である 「よく働き、よく遊べ」(”Work hard and play hard”)を掲げ、切磋琢磨し合う特別な仲間でした。
彼らは、日々の厳しい授業をこなしながらも、協力して楽しむことを大切にしていました。

THE ENTREPRENEURIAL DRIVE BEGINS

ビジネスプランコンテストに
出場

4人の中でも特にマークは、「新しく事業を起こすこと」について常に考えていました。MITが起業家精神を奨励していたこともあり、マークはいつもの仲間3人を説得して、全米最大のビジネスプランコンテストに応募しました。同コンテストは、優勝者に当時1万ドル(現在は10万ドル)の賞金が与えられるもので、彼らのビジネスプランは優勝こそ逃したものの、1年後の最終選考にまで進むことができました。

その後、4人はMITを卒業し、様々な道を歩みましたが、いずれも国内各地から魅力的な仕事のオファーを受けて働きました。マークはアリゾナとカリフォルニアのIntelで働き、トーマスはフロリダのMotorolaとカリフォルニアのIntelで働いていました。フィルはカリフォルニアとオレゴンのHPで働き、ロバートはウォール街で働くためにニューヨークに行きました。
離れた場所で生活していても、4人は連絡を取り合い「いつか一緒に会社を始めよう」という話をよくしていました。

THE FOUNDER’S FIRST
COMPANY:OSA TECHNOLOGIES

OSA Technologiesを設立

2000年、彼ら4人はカリフォルニア州サンノゼで合流し、OSA Technologiesを設立しました。資金は大手企業(Intel、Dell、Quanta、Foxconn、UMC、Storm Ventures、Sycamore Venturesなど)から合計2,000万ドルを調達し、組み込み型Intelligent Platform Management Interface(IPMI:遠隔からネットワークを通じてコンピュータのハードウェアの状態を監視や、管理のための操作を行なうための標準インターフェース規格。対象の電源がオフでも利用できる)ソフトウェアとファームウェア製造を行いました。

その後もサンノゼ・上海・台北に拠点を構え、Microsoft、Intel、Dell、HP、IBMなどのサーバーベンダーに製品の出荷を続け、2004年に、同社をAvocent社に1億ドルで売却しました。

THE BEGINNINGS OF SPLASHTOP

スプラッシュトップのはじまり

彼らは、OSA Technologiesの買収先であるAvocent社で数年間勤務し、2006年にDeviceVM(後のSplashtop Inc.)を一緒に立ち上げました。同社は、「より高速でシンプルなインターネットユーザー体験を提供すること」を目標に掲げ、PCユーザーが “5秒以内” かつ “安全” にオンラインへアクセスできる、業界初「ブラウザ・オペレーティング・システム(以下ブラウザOS)」の設計・販売を開始しました。

そして、オペレーションシステム(以下OS)より先に起動するBIOSの ”スプラッシュ” 画面と、デスクトップの “トップ” を意味する言葉を組み合わせて、そのブラウザOSを「Splashtop」と名付けました。初のインスタントオンブラウザオペレーティングシステムとして「Splashtop」が発売されると、Asus、Acer、HP、Dell、Lenovo、LG、Sonyなどの大手企業で採用されたのです。

このブラウザOS「Splashtop」は、主要なPCおよびネットブックのプラットフォーム全体で3億台以上のPCに搭載され、現在のGoogle Chromebookの先駆けとなり、2009年には「Best of CES」賞を受賞しました。

FORGING A NEW DIRECTION

リモートアクセス・
リモートサポート誕生

2010年同社は、PCが主要なコンピューティング・プラットフォームとしての地位を失いつつあり、市場の方向性が将来的に持続可能ではなく、拡張性もないことを認識しました。そこで彼らは、「人々のコンピューティング体験を向上させる高性能ソフトウェア製品を提供する」という彼らのコア技術を活用して、新たな方向性に転換し、進むことにしました。

まず初めに、個人がリモートでゲームを快適にプレイできることに焦点をあて、開発に取り組みました。その次に、より一般的なPCへのリモートアクセスとリモートサポートに注力し、法人向けの製品へと移行しました。そして2010年、iPhoneとiPad用のアプリ “Splashtop Remote Desktop” を発表し、リモートアクセスの体験を再定義するとともに、社名をSplashtopに変更しました。

Splashtop Inc.として初めて提供した、Splashtop Remote DesktopはApple AppStoreでiPad用アプリの売上第1位となり、2011年には人気モバイルゲームAngry Birdsを抜いて最も売れたiPadアプリとなりました。

SPLASHTOP PIVOTS TO SECURE REMOTE ACCESS AND SUPPORT

IT業界を先導する
世界的なリーダーへと成長

Splashtopは過去10年間で、仕事や学習はもちろん、遊びやITサポートまで必要なコンピューティングリソースを、時間も場所も端末も選ばず、簡単かつ安全に、手頃な価格でアクセスできるようにするという点で、業界を先導する世界的なリーダーへと成長しました。2012年1月には日本法人であるスプラッシュトップ株式会社を設立し、日本国内に向けた法人向け製品の提供を開始しました。現在は日本だけではなく、世界中に仲間がいます。

FAMILY-LIKE CAMARADERIE AND COMMITMENT

Splashtopの文化

現在のSplashtopを管理するチームは、2006年に会社を設立した時と同じメンバーであり、彼らは今でも仲のいい友人同士です。長年の投資家の一人は、「Splashtopの成功を支えている大きな力の一つとして、根性と回復力が挙げられる。そして、彼らが共有してきた歴史と価値観が、家族のような仲間意識や透明性、そして顧客を喜ばせることへの情熱的な取り組みという Splashtopの文化に大きな影響を与えているのだろう」と述べています。

SPLASHTOP REACHES UNICORN STATUS

ユニコーン企業規模へ

2006年から2010年にかけて、Splashtop Inc.は、 Storm Ventures, DFJ DragonFund, New Enterprise Associate(NEA)、 Sapphire Ventures などの投資家から、4回のラウンドで合計4900万ドルのベンチャーキャピタル資金を調達しました。

2021年1月には、Sapphire Venturesが主導し、他の3人の長期投資家を含む5000万ドル超の新たな投資を発表し、評価額は10億ドルの大台に乗せた。

プレスリリース

スプラッシュトップについて